コロナ開け久々の「信州囲む会」に出席後、今も変わらぬ永遠の営みを確かめたく各地を巡りました。令和6年11月の徘徊レポートです。
鳥が羽ばたく善光寺?
言わずもがなの長野善光寺!私自身も長野訪問の際には必ずと言っても良いほど友人や会社の同僚と訪れていて、「長野まで来たら善光寺でしょ!」って感じてお気楽にお伺いして、振り返れば能天気にほぼ半世紀を過ごしました。(昔、友人と来たときは皆若くて元気だったので、歩いて善光寺に来て、途中権藤で飲んで、のお決まりパターン。会社の同僚と来たときは長野電鉄で。今回はバスで来ました。これまで色々試しましたが、私の様な高齢者は最後のバスルートがおススメのようです。)

どのコースがおススメ?
地元の方々には誠に申し訳ございまんせが、善光寺について深い造詣があるわけでもなく、長野の代名詞、善光寺の著名度におんぶにだっこ状態で、これまで複数回訪問するものの、深く考えることなく境内散策する程度でした。

お線香の煙が目に染みる!
それが変わったのはやはりこの数年、年齢重ねたこと、そして体力気力の衰えを感じる様になったからでしょうね!更に昨年、大学時代の1年後輩のT君が鬼籍に入られたこと、そしてこの善光寺で永眠されたことを聞かされたからかもしれません。そのせいか定番のお線香の煙も心なしか目に沁みます。

山門から見た長野の街並み!
長野市内を少しでも俯瞰できればと思い山門に上がりました。正直(標高差がないので当然ですが)絶景ではないのでやっぱりと思いつつも、それでも内部は撮影禁止の憂さ晴らしからか、四方八方目を凝らして長野の風景を目に焼き付けました。あたかも方眼紙通しに見る長野の市街は初めて見る光景でそれはそれでとても心にしみました。

千年超えで数多の苦悩を慰める本堂とご対面‼
長野市と反対側は言わずもがな本堂の前景が拝めました。建立七世紀と言われますが、千年を超えて悩み多き庶民を迎えてくれて、私も其のうちの一人、今日はまだ酒飲んでなくて良かったと思いました。

これまで何度も訪れたのに
本堂から京都東山を思わせる風情にあい思わず写真撮影しましたが、調べて見ると戊辰戦争からの英霊供養の為の三重の塔とのことでした。インスタ写真目当てのウキウキわくわく風の若い人もあまりおらず、いかにも長野が似合いそうな静かなインバウンドが多い様に感じました。これまで何度も訪れた善光寺ですが、自省にふけることのできる静かな善光寺は初めてで、申し訳なくもここでずっと休めるT君が羨ましいと感じてしまいました。

💛最後まで読んでいただきありがとうございます。長野ご旅行の際、少し静かな雰囲気に浸りたいときは(言われるまでもなく!)善光寺がおススメ!(人文学部:75年入学:R男)
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